離島でデニムを仕立てる日常の風景
「離島でデニムを仕立てる」と聞いても、なかなかイメージが湧かないかもしれません。
MIHARUKAは、鹿児島県の離島・徳之島を拠点に活動しています。
徳之島は、本州からの直行便がなく、鹿児島や奄美大島、沖縄から飛行機やフェリーを乗り継いで辿り着く場所です。
決してアクセスが良いとは言えません。
ただその分、海と山がすぐそばにあり、自然をとても身近に感じることができます。
作品をつくる場所としては、日々さまざまな刺激を受けられる環境です。
刺激を受けられる環境と言っても、ピンと来ないと思うので少し説明させていただくと、私の拠点からは、車で5分ほど走れば海にも山にも行くことができます。
朝や夕方には鳥の鳴き声が聞こえ、その中には「キョロロロロ」と特徴的な声で鳴くリュウキュウアカショウビンの姿があります。
夜になると、今度はリュウキュウコノハズクが静かに鳴きはじめます。
ふとした日常の中で、こうした希少な生き物に出会えることも、この島ならではの時間です。
特に私のお気に入りは、奄美大島と徳之島にしか生息しないアマミノクロウサギ。
耳の短い黒いウサギで、国の天然記念物です。

気分をリセットしたいときは、海へ行きます。
青い海や夕日。
夜には、空いっぱいに広がる星を眺めることができます。


特別なことをしなくても、自然の中に身を置くだけで、感覚が少しずつ整っていくような感覚があります。
岡山児島デニムという確かな生地を、離島という環境で仕立てる。
その中で生まれるわずかな違いや感覚が、服に表れているのだと思います。
この場所で過ごす日常そのものが、
MIHARUKAのデニムを形づくっているのだと思います。

